化粧品会社大手の「コーセー」が15日、ジャニーズ事務所の創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題、同問題に対する新体制の姿勢を受け、十分な改善が認められるまでは同事務所所属タレントの新たな契約や起用を見送ると発表した。
現時点で、契約タレントの情報を掲載する公式サイトの削除や店頭の販促物の撤去などは予定していないが、流通企業の意向などを踏まえ、適切に対応していく方針だという。
なお、契約タレントのテレビCMの放映は全て終了している。
同社では、嵐の松本潤さん、キャンジャニ∞(関ジャニ∞が女装し、妹分という位置付けで活動するグループ)、Snow Manの目黒蓮さん、子会社であるアルビオンでSnow Manの渡辺翔太さんをそれぞれ起用している。
渡辺さんについては、アルビオンの小林章一社長が9日、X(旧Twitter)で「渡辺翔太さんのお陰でアルビオンを皆様に知っていただき嬉しい」「継続予定です!」としていたが、親会社が「脱ジャニーズ」を打ち出したことで、これに従わざるを得ない状況になったものとみられる。
(文/福田優太郎)