音楽プロデューサーの松尾潔さんが7月1日に「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。今までのサポートに感謝します。バイバイ！」とSNSに投稿。
これを受け山下さんは同月9日、自身がパーソナリティを務めるラジオ『サンデー・ソングブック』で、松尾さんを不当にこき下ろし、「御恩と御縁」などという美辞麗句を使ってジャニーズへの忠誠を殊更にアピールし物議を呼んでいた。
8月29日、ジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」が、同事務所の創業者で前社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題について調査報告書と再発防止策の提言書を公表。
ジャニーさんによる性加害を事実認定し、被害者は少なく見積もっても数百人以上と発表。同族経営では体質は変わらないとして、現社長・藤島ジュリー景子さんの辞任を求めた。
ジャニーズ事務所は9月7日に記者会見を行うと発表。ジュリー社長の退任、新社長の就任についてもここで説明があるとみられる。
そんな中、松尾さんは自身のX（旧Twitter）で「再発防止特別チームの会見を受けて、山下達郎・竹内まりやご夫妻を責めたてる旨をぼくに訴えてくる方が多くて困惑しています。きっとおふたりとも会見内容に胸を痛めておられると思いますし、お考えを改めて正式に声明をお出しになるはずです。それまでは非難を控えて来週のサンソンを待ちませんか」と呼びかけていた。
そして迎えた9月3日、ラジオ『サンデー・ソングブック』にはパーソナリティの山下さんだけでなく、妻でシンガーソングライターの竹内まりやさんも登場。
夫婦揃っての出演ということで、松尾さんが呼びかけたように「ジャニーズ性加害問題」に対して2人から何らかの見解表明があるのではないかと注目されたが、1時間ほどの放送の中で2人は性加害問題を含めジャニーズについて語ることは一切なかった。
山下・竹内夫妻は、このままジャニーズに対する考えをあらためることなく、我が道を進み続けるつもりなのだろうか。
（文／福田優太郎）