26日18時半より生放送された、日本テレビ系列の特番『24時間テレビ46 愛は地球を救う』。
恒例のマラソンは、異例の「誰が走るかは当日発表」という形式がとられ、タレントのヒロミさんがランナーを務めた。
「おじさん」にちなんで、距離は「102.3キロ」だった。
スタートから順調に歩を進め、27日の昼過ぎの時点で、歩いて進んでも27日の19時台にはゴールできる状況になっていたが、いつもどおり番組エンディング間際の20時45分頃にゴール地点に辿り着いた。
今年の『24時間テレビ』は、全国放送のメインパーソナリティーを7人組ジャニーズアイドルグループ「なにわ男子」が、系列局の中京テレビのメインパーソナリティーをジャニーズJr.内の6人組ユニット「美 少年」が、読売テレビのスペシャルサポーターをジャニーズJr.内の6人組ユニット「Aぇ!group」がそれぞれ務め、「ジャニーズ性加害問題を軽視している」との批判が数多く集まった。
さらに、「なにわ男子」の大西流星さんは、昨年末に複数の元ジャニーズJr.から「性加害」を告発されているのだが、ジャニーズ事務所も大西さん本人もこの件については完全スルーのままだった。
「美 少年」の那須雄登さんは、帝国劇場の楽屋でシュークリームを壁に投げつける様子の動画が拡散。これを撮影していたのは同じく美 少年の佐藤龍我さんだと判明した。
当然、厳しい処分が科されるものとみられていたが、那須さんと佐藤さんは謝罪文を出しただけで、謹慎などの処分はなかった。
ジャニーズタレントたちの一連の不祥事により、ますます「問題のある人たちが愛だのチャリティーだの白々しい」といった声が噴出していた。
そんな中、お決まりの時間調整しまくりなインチキマラソンでフィナーレを迎えた『24時間テレビ』。
いつまで、この茶番を続けるつもりなのだろうか。
(文/福田優太郎)