エンゼルスは23日(日本時間24日)、レッズとのダブルヘッダーに連敗後、緊急会見。
この日の第1試合に先発登板し、2回途中に緊急降板した大谷翔平選手が、右肘の内側側副靱帯(じんたい)を損傷していることが判明したと発表した。
大谷は同じ故障により2018年10月に「トミージョン手術」を受け、投手としての復帰はおよそ2年後の2020年7月だった。
今回、再度の手術に踏み切るかは現状不明だが、今季の残り試合で投手として登板することはなく、打者としては引き続き出場する見込み。
ほぼ手中に収めている本塁打王のタイトルは揺るがないだろうが、僅差となっていた最優秀防御率のタイトル獲得のためには投球イニングが足りず、本塁打王と最優秀防御率の同時達成という前人未踏の偉業達成は夢と消えた。
また、これまでのような投手としてのパフォーマンスを再び発揮するまでに時間を要することは確実で、今オフに迎えるFAを行使しての契約においても大幅な減額が必至となった。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している