日本大学アメリカンフットボール部の部員が大麻および覚せい剤を所持したとして逮捕された事件で、関東学生アメリカンフットボール連盟は当面の間、日大を出場資格停止にすると発表した。
日大は部員の逮捕を受け、すぐさまアメフト部の無期限活動停止を発表していたが、10日、逮捕された部員による個人の犯罪であり、連帯責任を負わせることは最善の措置ではないとして、部としての無期限活動停止を解除した。
一方、関東学生アメフト連盟は10日、臨時の理事会を開き
●日大アメフト部側から、逮捕された部員以外の部関係者全員が違法薬物に潔白であると保証できない旨が示されたこと
●逮捕された部員以外の関係者に違法薬物を使用したものが存在している疑惑が払拭できないこと
●再発防止策の提示並びにその実施がなされていないこと
●部関係者(指導者、学生を含む)の責任の所在が明らかでないこと
以上4点を理由として「当面の間の出場資格の停止」を決定したと発表した。
10日の日大の無期限活動停止解除の判断は、当然に上記4点などをクリアしたうえでのものかと思われたが、相変わらずのグダグダゆるゆる体質は変わっていなかったようだ。
(文/中牟田晃)