大手回転寿司チェーン「スシロー」店内で、テーブルに備えてある醤油ボトルのふたを開け、注ぎ口にしゃぶりつく。続けて、未使用の湯飲みの飲み口に吸い付き、その湯飲みをストッカーに戻す。さらには、レーンを流れている寿司にしゃぶった自身の指で何度もタッチする。
一連の不衛生極まりない迷惑行為をめぐり、スシローを運営する「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)が岐阜県の少年(通称:舐めローくん)に約6700万円の損害賠償を求めた訴訟。
7月31日付で、調停が成立し、同賠償請求が取り下げられたことが分かった。
舐めローくんサイドは、5月に地裁へ提出した答弁書で行為を事実と認めたものの「客の減少は同業他店との競合も考えられる」として争う姿勢を見せていた。
今回の結論に対し、スシローサイドは「答えられることはない」、舐めローくんサイドも代理人弁護士を通じ「何も答えられない」としているという。
(文/大野ルナ)