女優の水井真希さんが、今月23日に急逝していたことが28日、分かった。
水井さんは、自らが経験した連続少女拉致事件をモチーフにした映画『ら』を監督したことでも知られる。
水井さんは昨年、映画『シン・ゴジラ』『進撃の巨人』で特殊造形プロデューサーを手がけた西村喜廣監督による「性加害」などを告発していた。
また、西村監督に師事する以前、10代のころから園子温監督のアシスタントを務めていた。
「半年ほど前の今年1月、『週刊文春』(文藝春秋)が女優・千葉美裸さんの自殺について報じました。
千葉さんは昨年、園子温監督らによる『性加害』を告発。被害者であるはずの千葉さんには、一部で苛烈な誹謗中傷が起こるなどし、千葉さんは心身の不調を訴えていたといいます。
今回、やはり性加害を告発した側の水井さんが亡くなり、わずか10日あまり前まではツイッターを更新するなどしていたため、『千葉美裸さんのときと同じだ…』『加害者はのうのうと生き、被害者が追い込まれ自殺してしまう。つらすぎる』『自殺に追い込むような状況を作ったという意味で他殺同然。場合によっては、本当に他殺では?』といった声が上がっていますよ」(メディアコメンテーター)
水井さんのご冥福を衷心よりお祈り申し上げるとともに、死の真相解明や性加害撲滅の動きが活発化することを願いたい。
(文/吉良栄蔵)