「フライデー」(講談社)がまともに裏取りせず、ガセネタで田村瑠奈容疑者の名誉を棄損していたのではないかと話題になっている。
2日に札幌・すすきのの“ホテル レッツすすきの(HOTEL LET'S SUSUKINO ※旧 ラ・メール ヴィラ)”客室内で、首を切断され頭部がない状態の男性遺体が見つかった事件。
24日から25日にかけて、死体遺棄などの容疑で田村瑠奈容疑者、その父親で精神科医の田村修容疑者、その母親・田村浩子容疑者が相次ぎ逮捕された。
事件の背景について瑠奈容疑者の祖父で、修容疑者の父が「以前、女だと思って付いていき、被害男性に襲われた」旨などを告白。
警察の取り調べで修容疑者は「被害者が一度解決していたトラブルを蒸し返して逆ギレしてきた」と供述しているという。
浩子容疑者も同様に、被害男性と容疑者一家がトラブルになっていたことを語っているとのこと。
多くのメディアはこれに沿った内容を報じているのだが、フライデーだけは26日午前に「瑠奈容疑者はキャバクラや風俗店で働いていた」と報道。これを受けて一部では「やっぱり、引きこもりがちで男性が苦手な女の子が、こんな事件起こすわけないと思ってた」「ほら、結局はそういうことよ」といった声が上がっていた。
ところが、フライデーの記事のもとになるネタを提供したという人物がツイッターで、フライデーとのDMのやり取りを公開したうえで「ガセネタガセネタ~♪キャバクラと風俗で働いてたなんてのは僕が作ったガセネタです。裏どりもせずよく載せられるよな!笑。週刊誌なんてのはそんなもん」と自白。
一定の裏取りがないままに記事を書いたのではないかと、フライデーに批判の声が上がっているのだ。
なお、当初、フライデーの記事はヤフーニュースでも確認できる状態だったが、26日夜までにヤフーニュースからは消えている。ただし、フライデーのWEBサイトには掲載されたままとなっている。
また、ガセネタを提供した人物は、自身の行為を警察に相談しに行くとしている。
(文/福島秀明)