嵐の活動休止を受け、実質ジャニーズアイドルの先頭を走っている「King & Prince」の永瀬廉さんがCMキャラクターを務めている、昨年6月から販売されている乾燥肌治療の一般用医薬品「ヒルマイルド」（健栄製薬）が、商標権侵害と不正競争行為があったとして、同じく乾燥肌治療の医療用医薬品として「ヒルドイド」を60年以上に渡り販売してきたマルホから、販売差し止めの仮処分を大阪地裁に申し立てられた。
マルホの広報は「類似薬はたくさんあるが、健栄製薬のものは名前やパッケージが酷似しており、当社としては６０年以上の販売実績に対するただノリと判断した」としており、一方の健栄製薬の広報は「事実確認中」として詳しい回答を控えたのだが……。
耳に残る「ヒ・ル・マイルド～」
「まず、『このCMを見かけるようになりデザインも名前も似てるので同じ成分、効果なのかなと、わざわざコロナ禍の中、待合室が混む皮膚科に行くのが嫌だから、薬局で買えるならいいなと思っていました』『ヒルドイド使ってますが、私もこれ見るまで同じ会社が作ってるのかと…市販できるようにマイルドにしたのがヒルマイルドだと思ってましたw』といった声が非常に多く、ヒルマイルドはヒルドイドに類似というよりも酷似しているレベルにあるのではないかと思われますね。
そして、ネット上で多く聞かれたのは『永瀬さんとわざわざ言う必要はないと思いますがね』『永瀬君関係ないもん。CMのお仕事してるだけ』という、ヒルマイルドが抱えることになった問題と永瀬さんを結びつけるなという指摘です。
ただ、あれだけ耳に残る「ヒ・ル・マイルド～」のCMですから、逆に結び付けるなと言う方が無理がある気がしますね。
もちろん、今回の販売差し止めの申し立てに関しては1ミリも責任がないのは間違いありませんが」（メディア記者）
永瀬さんにとってはとんだトバッチリだが、それだけヒルマイルド＝永瀬さんというイメージを浸透させたCM効果の賜物とも言えるだろう。
（文／等々力おさむ）