視聴率は今期ドラマでもワーストクラス、そこへ主演の「暴力沙汰」報道まで重なり「打ち切り」が現実的とも思えるが――。
間宮祥太朗さんと森七菜さんがダブル主演するドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系、月曜21時~)のことである。
第1話では世帯平均6.9%、個人平均4.0%、第2話では世帯平均5.4%、個人平均3.2%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と、到底“月9”のものとは思えない視聴率を連発。
第2話の5.4%に関しては、直近の放送でこれを下回ったGP帯ドラマが、もともと高視聴率が期待できない水曜22時枠の赤楚衛二さん主演『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系、5.1%)と杉野遥亮さん主演『ばらかもん』(フジテレビ系、5.3%)の2作品だけという厳しいもの。
だが、録画や無料見逃し配信等が充実している今は、リアルタイム視聴がイマイチでも実際には人気を博しているというケースはしばしばある。
『真夏のシンデレラ』の場合は、TVerでのお気に入り登録者数が堺雅人さん主演『VIVANT』(TBS系、日曜21時~)に次ぐ今期2位と、かなり高い人気を誇っているのだ。
また、24日に「週刊女性」(主婦と生活社)が報じた間宮さんの過去の暴力沙汰については、「20歳そこそこの頃に、馴染みの居酒屋で酔いつぶれた若い男性を介抱し、その男性の友達とみられる男性たちに『友達が潰れてたよ』と声をかけたところ、酔っていた男性たちに『誰お前?』などと絡まれ、揉めた結果、少し手を出してしまった」というもの。
「その男性たちが質が悪く、翌日になってケガの具合を大げさに主張し、居酒屋サイドに慰謝料を請求。それを知った間宮さんが『だったら、俺が慰謝料を払うよ』と対応し示談になった」というのだから、もちろん手を出したことについて一定の反省は必要だろうが、当事者の間で決着がついており、むしろ見方によっては間宮さんの株を上げるものとすら言えるだろう。
比較的、若年層をターゲットにしている作風の『真夏のシンデレラ』だけに、こと視聴率に関してはさほど見栄えがしないかもしれないが、今後も安泰とみるのが妥当である。
(文/江口のりお)