ジャニーズ事務所時代にジャニー喜多川さんから繰り返し「性加害」を受けたと告発。現在のジャニーズ性加害問題の大きなうねりを作り出した人物と言っても過言ではない、歌手のカウアン・オカモトさん。
カウアンさんは19日、自身のツイッターを更新。同問題に対するデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノさんの放言に対する私見を述べた。
カウアンさんはこの日、ツイッターに「様々な観点からお怒りだと思いますし、僕に対して言っていないかもしれませんが」と前置きしたうえで「一つ言いたいのはジャニーさんもよくデヴィさんのことを口にしていました。よく家にはデヴィさんから贈り物も届いてました。昔からの深い友人だとも聞いていました」と、ジャニーズ事務所時代にデヴィ夫人とジャニーさんの関係性について聞いていたと明かした。
そのうえで「ジャニーさんの功績が全部消えるわけではありません。ただいくら愛していてもまだ性について何も理解できていない子供に対して性的な行為を行うのは極めて卑怯です」と、あらためて性加害の卑劣さを指摘。
続けて「その出来事は簡単に打ち明けられるものではありません。もし勇気を振り絞って言ったとしてもあなたのような人に否定されるからです。一生言えなくて苦しむ人がほとんどです」と被害者が抱えるジレンマについて説明。
最後に「ちゃんと一個ずつ気持ちを整理してから発言してくれると嬉しいです」との願いを綴った。
デヴィ夫人は18日に、ツイッターで「ジャニー氏が亡くなってから、我も我もと被害を訴える人が出てきた。死人に鞭打ちではないか。本当に嫌な思いをしたのなら、その時なぜすぐに訴えない。代わってジュリー氏が謝罪も済ませているのに、これ以上何を望むのか」と、暴論とも言えるジャニーさん擁護論を語っていた。
(文/福田優太郎)