「フライデーDIGITAL」(講談社)が4日、《西武・山川穂高に仰天プラン!?「勢揃い会見&背番号33で一軍復帰」か》の見出しで記事を掲載。
5月23日に「強制性交」容疑で書類送検された山川穂高選手が不起訴となった場合、松井稼頭央監督、渡辺久信GM、奥村剛球団社長とともに記者会見を開き、背番号を入団時の33に変更して出直すという仰天プランがあると、球団関係者が明かしているという。
「今回のフライデーの記事の信憑性はいかがなものかと思いますね。
まず、昨今の性犯罪に対する世間の厳しい声の高まりもあって、女性がケガをしている事実、診断書などの証拠が提出されていること、これらだけでも起訴となる可能性は十分にあると言われています。
次に、仮に不起訴となった場合でも、被害女性の処罰感情は非常に強いということですから、不起訴判断の是非について検察審査会に審査を申し立てる可能性が高く、その結果『不起訴不当』や『起訴相当』との議決が下れば、検察が再捜査する流れとなり、その結果『起訴』となることもあるでしょう。仮に、そこまで行って『不起訴』となっても、その頃には今シーズンが終わっていて、球団は山川選手との契約を更新しないという決定をするのではないでしょうか。
また、ファンは別の角度からも今回の仰天プラン報道に疑問の声を上げています。
『松井稼頭央監督は、成績不振で近く休養や辞任の道をたどりそうなんだから、山川の復帰云々のときにはもういないでしょ』というものや、『背番号33が空き番ならまだしも、昨年秋のドラフト会議で2位指名した古川雄大くんが付けてる。期待の若手から出世番号を剥奪してまで、悪いイメージに塗れた山川に心血を注ぐほど西武もアホではないだろう』といったものがあります。
『オンラインでも本拠地ベルーナドームのグッズストアでも山川関連グッズの取り扱いをやめ、フラッグや等身大パネル、西武線の駅に掲示していたポスターまでも撤去。山川を排除する方向で徹底してきた西武グループが、ここに来てこんなファンをバカにした炎上必至の策を取るとは思えない。フライデーが超テキトーなことを書いてるだけで草も生えない』との声もあり、これがかなり的を射てるのではないかと思いますよ」(メディアコメンテーター)
フライデーが掲げた仰天プランを真に受ける西武ファンは少ないようだ。
(文/中牟田晃)