俳優でタレントの東山紀之さんが18日、自身がキャスターを務める『サンデーLIVE!!』に出演。
MLB・エンゼルスの大谷翔平選手がメジャー通算150号となる今季23号ホームランを放つシーンで笑顔を見せるなど、普段と変わらぬ穏やかな雰囲気だった。
東山さんは5月26日の放送では、神妙な表情で「今回の喜多川氏に対する元ジュニアたちの勇気ある告白は、真摯に受け止めねばなりません。実際に被害を訴えられていることは本当に切実で、残念でなりません。未成年に与えた心の傷、人生の影響は計り知れません。今回事務所から再発防止策が出されましたが、われわれもどのような未来を迎えるべきなのか、現在在籍しているタレントはどうすべきなのか、告発された皆さんにどう対処するべきなのか、そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともに、すべてを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなくてはならないと思っています」など、所属するジャニーズ事務所が抱える性加害問題について言及していた。
14日、元俳優の高岡蒼佑さんのインスタグラムで、ジャニーズのバックダンサーをしていたという人物からの「よく東山さんに飲みに連れて行ってもらいました。いつも冗談で『お前もジャニーさんにやられてこい』って言ってたので、朝の情報番組で東山さんが神妙に話してるの見て、やっぱ芸能人やな~って感心してしまいました」との告発があった。
しかし、東山さんは18日の放送で、この件を平然とスルーしたのである。
ジャニー喜多川さんによる性加害に、もっともらしくコメントをしていたアノ東山さんが、である。
メディアが放置してきたことで、ジャニー喜多川さんの性加害は止まることなく、とてつもない数の被害少年を生み続けた。
東山さんに浮上した疑惑をこのまま放置していて良いのだろうか。
(文/中野慎二郎)
~ライター略歴~
東京都中野区出身
演劇&音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動