2020年7月に急逝した俳優の三浦春馬さん。18日は、三浦さんの35回目の月命日だ。
三浦さんの死後、2020年12月11日に公開された、最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)は今なおロングラン上映が続いているだけでなく、7月7日には3度目となる「七夕上映会」、七夕上映会vol.3を新作映画並みの規模となる上映館数で実施することが決まっている。
ところが、9日に発表された七夕上映会vol.3について、すでに1週間以上が経過しているが、報じた大手メディアは皆無。
広末涼子さんの不倫に絡めた「コンフィデンスマンJPの呪い」、永山絢斗さんの大麻逮捕に絡めた「北村匠海さんの不運」など、なんとも微妙なネタにおいては遠慮なく三浦さんの名前が記事上で踊っているにもかかわらずだ。
このところ、元俳優の高岡蒼佑さんがジャニーズ事務所やトライストーン・エンタテイメントへの忖度報道に言及しているが、三浦さんをめぐる報道を見ていれば、アミューズに対する忖度があることも間違いないだろう。
メディアの異常忖度。多くの人がSNS等で発信し続けることで、メディア側がこれを止めざるを得ない状況が生まれることに期待したい。
(文/窪田翔吾)