14日に前所属事務所である「アーブル」の公式サイトおよびそれまで利用していた公式インスタアカウントのデータが削除され、移籍騒動に発展した女優の森七菜さん。
24日、大手芸能プロダクションの「ソニー・ミュージック・アーティスツ(SMA)」が森さんと“エージェント業務提携”することを公式サイトで発表した。
マイナスはあってもプラスはないのでは
森さんはSMAの公式サイト上で「この度はファンの皆様、関係者の皆様にご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。感謝の気持ちを忘れず、皆様に笑顔を届けられるよう努力してまいりますので引き続き応援頂ければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします」とコメントしているのだが……。
「データ削除で騒動になってから10日が経過して、ようやくひとまずの決着が付いたという感じですね。
森さんサイドとしては、これで落ち着いて活動できると思っているのかもしれませんが、『折角今人気上昇中の森七菜の勢いを止めかねない、そして森七菜自身のイメージを損なう恐れがある』とのネット上での指摘のとおり、今回の騒動で森さんのイメージに関してマイナスはあってもプラスはないのではないでしょうか。
大分で自身を発掘して、ここまで育ててくれた事務所に対して、契約期間中にもかかわらず『辞めさせてくれないなら決まっている仕事をボイコットする』と半ば脅迫めいたことをしたと先日の『週刊文春』(文藝春秋)さんが報じていました。
この件に関しては、24日のエージェント業務提携決定を受けても全くコメントしていませんので、『やっぱりボイコットで脅したのは本当だったんだろうな』という見方をするコメントがいくつも見られます。
それから、契約形態に関して言いますと、日本の芸能事務所では“専属マネジメント契約”をすることがほとんどです。
今回、森さんとSMAの間では“エージェント業務提携”という形式をとったということが、如実に移籍が円満ではなく、なおかつ見切り発車的に退社をしたことを物語っているのではないかとも言われていますよ」(メディア記者)
いくら大手事務所と“エージェント業務提携”を結んだとは言え、付いてしまったネガティブなイメージを払拭するには相当な時間がかかるだろう。
場合によっては、無理にネガティブイメージの払拭をせず、そのイメージを活用して今後の活動を考えていくなんてこともあるのかもしれない。
(文/住吉良純)