お笑いコンビ・ホンジャマカの恵俊彰さん、弁護士の八代英輝さんがMCを務める昼の情報番組『ひるおび』(TBS系)に、元大阪府警刑事で犯罪・防犯ジャーナリストの中島正純さんが出演。
市川猿之助さんと両親が救急搬送された事件について見解を語った。
猿之助さんは24日に警視庁捜査一課による任意の事情聴取を受けているが、捜査一課は殺人、強盗、放火、誘拐など凶悪犯罪を担当するということで、中島さんは「一般論ですが、これまで自殺を装った殺人が無数にある」とコメント。
今回の事件では、両親が中毒に陥った向精神薬が、そのものはもちろんのことパッケージやケース、ビンなど使用に伴って発生するはずの痕跡が何一つ見つかっていない。
24日の「文春オンライン」(文藝春秋)では、前夜のうちに猿之助さんが両親に向精神薬(睡眠導入剤)を各10錠飲んでもらい、意識を失った2人の顔にビニール袋をかけて動かなくなるのを見届けた。その後、薬の痕跡となるものやビニール袋を夜中のうちにゴミ捨て場に持って行ったという「証拠隠滅」のような動きをしていたことを報じていた。
こうした経緯もあってだろうか、中島さんは「向精神薬中毒は間違いないにしても、果たしてそれが本当に直接の死因なのか」と疑問を呈し、「それぞれ死亡推定時刻も違うし、なぜお父さまの遺書が見つかっていないのか。普通なら重鎮のお父さま(=歌舞伎役者の市川段四郎さん)がお世話になった人に言葉を残すのではないかと思うのですが」と指摘した。
「猿之助さんが自殺幇助あるいは殺人で逮捕される可能性が出てきているということで、今後の捜査の進展が待たれるところです。
また、元刑事で犯罪・防犯のジャーナリストである中島さんが『自殺を装った殺人が無数にある』と語った意味も重いですよね。
2020年に相次いで亡くなり、不審な点が多数ありながら自殺ということで片付けられている三浦春馬さん、竹内結子さん。それから、2021年末に亡くなり、こちらも整合性がとれない点が残っていながら飛び降り自殺として片付けられている神田沙也加さん。これらの事件についても『装って』という側面があるのではないかと感じますよ」(メディアコメンテーター)
猿之助さんや、猿之助さんの不在を感じさせない活躍を見せている澤瀉屋の面々を称える報道が不自然に増えているが、今はあの日何があったのかをしっかり見極めるべきではないだろうか。
(文/窪田翔吾)