11日、『news23』(TBS系)が、ジャニーズ事務所の創業者であり前社長の故・ジャニー喜多川さんによる「性加害」「性虐待」に関し報じた。
同日に、ファンの有志らが「検証などを求める1万6000人あまりの署名を事務所側に送った」と会見を開いて報告したこと、事務所サイドは「今週末、公式にお答えする」とコメントしていることなどを報じた。
続けて、実際にジャニーさんから性被害を受けていた、元ジャニーズJr.で現在も芸能活動を続けつつ芸能事務所を設立している橋田康さんによる「被害実態」の告白VTRを流した。
橋田さんは、ジャニーさんから初めて襲われた時のことを詳しく語り、被害直後に風呂場へ駆け込み「泣きながら体を洗った」とショックの大きかった当時の心境を話していた。
また、ジャニーさんの行為をハッキリと「レイプ」と断言した。
「同じく元ジャニーズJr.の岡本カウアンさんが、会見を開いてジャニーさんによる性加害について告発したことで、ようやく山が動いてきた印象ですね。
岡本さんの告発当初は、新聞やネットメディア、あるいは週刊誌などが報じていく中、テレビは相変わらずのスルーという姿勢でしたが、SNSなどを中心にネットでこの問題を追及する声が高まり、少しずつ状況が変化。
そして、ついにTBSの『news23』という看板ニュース番組で取り上げるに至りました。
橋田さんがジャニーさんによる口腔性交を『レイプ』と明言した意味も非常に大きく、BBCのドキュメンタリーでジャニーさんによる性加害を告発していた吉岡廉さんが暴露した『なにわ男子・大西流星さんによる未成年者への性加害、レイプ』についても、今後あらためて注目が高まる可能性が出てきたのではないかと思いますよ」(メディアコメンテーター)
各方面からの証言や追及を受け、ジャニーズ事務所がしっかりと「膿を出し切る」覚悟を決めることに期待したい。
(文/福田優太郎)